Heroic vs NAVI テックポーズにより大会で2時間の遅れが発生、各チームの不満が高まる

先日行われたESL Pro League Season 16のHeroic vs NAVIの試合にて、テックポーズ(技術的な問題)により2時間以上の遅れを発生させたことで試合が5時間以上に延長されました。

試合はBO3 (ベスト オブ 3) で構成されており、1、2番目のマップであるMirageとInfernoでは問題なく試合が進みましたが、3マップ目であるOverpassが開始されると最初のラウンドでs1mpleにラグが発生したため一旦試合が中断されました。しかし試合は5分も経たないうちに再開され、Natus Vincereがピストルラウンドとその後のアンチエコのラウンドを制しました。

その後のラウンドでもs1mpleのPCに先ほどとは違う問題が発生したため試合は中断され、問題解決までに以前よりもはるかに長い時間を要した結果20分後に試合は再び開始されましたが、s1mpleのブロードキャスト上での遅延が確認されたことにより4回目の試合中断が発生しました。Natus Vincere側は長時間の試合中断により配信上でも目に見えて分かるくらい不満が高まっていたとのことです。

その後ようやく試合が開始されますがs1mpleにまたも技術的な問題が発生し再び試合は中断となりましたが、大会の運営元であるESLがs1mpleのPCを交換し他3人の選手を別のSteamアカウントに入れ替えたことで試合は再開ました。しかし処理にかかった時間や問題などに対する各チームの不満は高まりました。

ー9月30日更新ー
今回発生した技術的な問題はPCやESL側の問題ではなくsteamに対するエクスプロイト(セキュリティ上の欠陥を利用するコード)を使用したハッキング行為であり、この情報はESLの運営担当者であるUlrich Schulze氏から発表されました。(この記事の公開時点ではESL側の問題とされておりハッキング等の詳細は明らかになっていませんでした。)

また、Ulrich Schulze氏は「試合が行われていた時にはまだ誰も問題の原因がハッキングである事が分からなかったと思う」と述べており、Twitterでは「これは試合に参加していた各プレイヤーに対する外部攻撃であり、再発防止のため開発元のValveにも調査結果を伝えた」と発表しています。

引用元：https://www.hltv.org/news/34661/tech-issues-cause-two-hour-long-delay-at-epl-frustrations-ensue